大人でも「いつも頑張れ!」って言われたら無理!
自分の事を棚に上げて、子どもには頑張れと言いがちです。
うちの子は、怠け者と思ってしまう親もいるでしょう。
ずっと頑張れは、無茶。大人でも無理です。
例えるなら、こんな事を要求しているのと同じです。
じゃんけんに勝ち続けろ!
なんで負けた?!
すごく不条理だし、無茶なことを言っていますよね。
その言葉、自分が言われたらどう思いますか?
- 「お母さんの決めたこと以外は、許さない!」
- 「休む?遊ぶなんてとんでもない!自分の立場わかってるの?」
- 「他の子はもっと頑張っている!それにくらべてどうなの?」
- 「情けない!」
- 「このままでは、絶対合格するわけがない!」
- 「誰かさんには、無理ね!」
こうやって例を上げてみると、実に酷い言葉のオンパレードです。
すでに言っている方もいるのではないでしょうか?
12歳くらいの子供は、まだまだ親の言ったことをストレートに受け止めてしまいます。
親も人間なので、つい酷いことを言ってしまいそうになるときがあります。
こんな事を自分が言われたら、
頑張れますか?
目的はなにかを考えましょう。志望校に合格することです。
常にマイナス評価をつけて、子供を追い詰めることではないです。
一番好きになっていてほしい親に否定され、気持ちがわかってもらえない。
家でこんな事言われたら、子供は身も心も居場所がありません。
罵って中学受験に、合格するって聞いたことがありますか?
萎縮させられて、実力がだせるのでしょうか?
躾と言う名の暴言の銃弾。一番つらいのはそれを無抵抗で浴びている子供です。
子供の事を想いすぎて、冷静になれない時は
かなしいかな、子どもは私たち親の価値観に縛られてしまいます。
あなたのために言っているの!
それは、間違いではない。
ですが、それをわざわざ子どもに言う必要はありません。
「あなたのために言っている。」
この言葉が出るようになったら、停滞している時か迷いがある時。
子供を想いすぎて、余裕がなくなっていると感じて下さい。
暴言が出かかった時点で、必ず休みましょう。
そして信頼できる人に話を聞いてもらいましょう。
ご主人や他の親族に、お子さんの事を任せるのもいいと思います。
今の気持ちを、紙に書くのも良いですね。
問題点を書いて、どうしたいかを書く。
その間に具体的なプランを思いつくままに書いていくと見えることがあります。
子供が大好きなのは、笑っている親です。
二の矢、三の矢を考える楽しみ
12歳と15歳の3年間で、子供のやりたいことが変わるかもしれません。
造形が好きな子が映像に興味をもつかもしれません。
子供が最良の道を選ぶタイミングは、これから何回も来ると思います。
中学受験失敗で人生終わりなら、自ら親子の立場も否定するようなものです。
偉そうな事を書く私も、
落ちたらどうしよう。
と思わない日は無かったです。
娘が深い悲しみを経験する事が、辛かったからです。
そんな時に、ある人に
小学生ならいくらでも軌道修正が出来るよ。
と言われて心が軽くなりました。
咲くやこの花中学とご縁が無くても、娘のやりたいことが学べるルートを探そう!
と思ってリサーチをはじめました。
いっぱい、ワクワクするルートがありました。
それで気が楽になって取り組めたし、娘にもこんな面白いルートがあるで!と伝えられました。
疲れたら頑張らない、休んでリセット!
若いときの自分がそうだったのですが、頑張るが美徳でした。
点滴打ちながら仕事したことが、むしろ誇らしかったです。
今思うと、それって単なる自己満足+はた迷惑でした。
今の私は、疲れたらまず休もう!になりました。
娘が疲れたら、私が疲れたら遠慮なく休もう!
賛否両論あるかもしれませんが、私は子供の皆勤賞に価値を全く感じないので、
娘がしんどいと言ったら、学校も休ませました。
と言っても、1日休ませるだけ。休みの翌日にはスッキリした顔で登校しています。
振り返ると1年間でそんな日が、3日位ありました。病欠みたいなものです。
皆勤賞より、娘のしんどいを聞き流さないことが大事でした。
娘のクラス担任には、
目一杯頑張ってしまう子なので、
しんどいと言った時に休ませます。
と、あらかじめ伝えていました。
娘は、私の仕事が休みの時にしんどいと言うことが多かったので、
子供らしく甘えたかったのだと思います。
簡単な家事と学校の宿題だけしたら、あとは2人でゴロゴロしました。
だらだら休むのではなく、しっかり休みます。
モヤモヤしたままだと、受験どころか生活そのものにも、苦痛に感じてしまいます。
思い切って休む事は結果的に、心身ともに穏やかな日々が過ごせて、いいことづく目です。
コロナ真最中だったので、外食と旅行は無理ですがお家でパーティは出来ました。
いつもは絶対駄目な事をしてガス抜きする。
いわゆる親子で、ガス抜きです。
パーティと言っても特別なことはなし。やっていたのは次のようなことです。
☆ランチでも週末でもないけれど、夕食がピザの宅配(子供が選ぶ) ☆夕食が、ファストフードのテイクアウト。 ☆スナック菓子とコーラ、ポップコーンとフライドポテトの映画鑑賞。 ☆週末限定!眠たくなるまで夜ふかしOK!次の朝も起きられる時間でOK!
これが日常だと駄目ですが、たまにだと問題なしです。
娘の他に子供がいるので、その子も楽しめるパーティ。
季節の行事イベントも、受験だからと我慢させた事はありません。
中だるみがあって当たり前
親と子供にとって初めての受験。もしくは子供だけでも初めての受験。
中だるみがあって当たり前だと思います。
何度も書きますが、人間頑張るだけでは辛くなります。
休むことは、大事です。何もしないのも大事。
受験は子供も疲れますが、親もかなり疲れます。
親が疲れると冷静な判断ができなくなります。
そうなると、大事な子供に影響大です。
子供が自分からしんどいって言うのは、よっぽどになってからです。
親に気を使ってしんどいと言わない子なら、
休もう!と親から言うくらいでいいと思います。
休んでこその頑張りなので、しんどいなと思ったら休む。でやっていきましょう。