描きたい絵と受験の絵

どんなことを学んだのか

描きたい絵と受験の絵は違う?といえば、そのとおりです。

芸術分野の受験では、与えられたテーマで絵を描く実技があります。

この場合の完成というのは、背景も込みで彩色が完了されている状態です。

30分という制限の中でやり遂げる、だから実技試験なのです。

描きたい絵と受験の絵は違う?

実技試験ではテーマ別に2枚描きます。

未完成ならば、満点の80点は取れないです。

慣れていないと30分でA4のサイズの絵を完成させる事は、大人でも無理。

それは、ポイントを押さえたアート・ラボのレッスンで出来るようになります。

娘も物事の捉え方や表現力の上達し、受験までに30分以内で1枚描けるようになりました。

そこにたどり着くには、普段やるように好きに描くわけではないです。

それに、子供が納得するかが上達への分かれ道です。

毎年、受験生全員が時間内に描き終えられたわけがないと思います。

未完成でも評価されるのかもしれませんが、完成している絵の中から選ばれる力は弱い。

だからこそ、完成させることが重要。

そのために、皆さんが受験対策をしているアートクラスに通うのです。

受験対策の絵が上達する近道は、ひとつ。

娘の欠点は、こうしたいというのがはっきりしているのでアドバイスを受け止めにくいです。

特に自分の思う方法でなかった時には、わかりやすいくらい納得していません。

先生への敬意と礼儀に欠ける時はすぐに注意。そしてこう声掛けしています。

私

上達したいのであれば、黙って先生の言うとおりにしなさい。

受験対策の絵が上達する近道は、「先生の教えに従う」これに尽きます。

私も習い事をしていますが、好き勝手やって上手くなることはありません。

これはやるけどこれはしたくない。というのでは正しく学べません。

自分勝手にやりたいのであれば、わざわざお金を出して学ぶ必要がありません。

効果も期待できず、通うほどに無駄な時間になります。

推察・こんなタイプは、合格に遠くなる

大人でも、自分の「個性」にこだわる方は多いです。

今まで出会った人で個性にこだわるタイプほど、意外と個性的ではなかったと思いませんか?

世の中は、教えたくなるタイプとそうでないタイプに分かれます。

教えても自分の「個性」と合わないと受け入れない子は、後者のタイプです。

好きな絵を描くな!ではなく、いまは受験対策の絵をマスターしましょう。という話。

将来、絵の仕事をしたいと思うのであれば、なおさら人の意見に耳を傾け取り入れる姿勢が必要です。

「個性にこだわる、我流で満足する」絵やデザインの世界を目指す人が陥りやすい錯覚です。

技法は、独学で学ぶよりカリキュラムに沿って積み重ねて学んだほうが実力が付きます。

そのために、咲くやこの花中学の芸術分野を受験するのです。

今の自分の作風を褒めろ、認めて!という姿勢では合格は遠くなります。

私は、アート・ラボに通った初期の娘を見て自分が教師だったら教えたくなる子かと考えたら

はっきりと「NO」でした。

うまく行かない、そんな時こそ親が言う言葉とは?

通い出した最初の頃は、早く描けない・褒められない。

娘は面白くなくてアート・ラボの帰りに、涙ぐむときもありました。

原因は、はっきりしています。

先生のアドバイスを聞かず、頑張る方向を見誤っていたからです。

慰めるのは簡単です。だけど親しか厳しい事を言う人はいないので言いました。

私

教わりに来てアドバイスを聞くのが嫌なら、今日で辞めなさい

こだわりを優先するなら、ここに来ないで家で描いていればいい。

心から、辞めても良いという気持ちで言っていました。

受験するのは娘です。無理だと思ったら受験を辞めるでいいのです。

娘に考える時間をあたえると、続けるという答えが帰ってきました。

娘が、アート・ラボに通い出したのは6年生の10月。

早い子は、5年生になったとたんに通っているのでかなり遅いスタートです。

そのため週2で通うことをすすめられましたが、平日は親の送り迎えが出来ません。

だから、週末コースのみにしました。

それぞれのご家庭の考えがありますが、「親の都合で出来ない。」があっていいと思います。

大事なアドバイスこそ、書きとめる。

ハイペースで大量に描いていくと、娘の絵が荒れてきました。

そこで娘に、絵の欄外に先生の言葉を書き止めなさいと言いました。

書いたらあとからみても目に入るからです。これが、意外と役に立ちました。

褒められたことは、書かなくてOK。むしろ書いてはだめ

もっとこうしたら良いよというポイントと、これは良くないというポイントを箇条書き。

例えば、「背景もっと濃く塗る」「動きがぎこちない」「目線が上のはず」などです。

娘なりに自分の不得意なところが把握できて、かなり克服出来たと思います。

受験目前には、娘は作画で気をつけるポイントをすぐに言えるようになっていました。

  1. 人物の表情、目線をそれぞれ変える。
  2. 動きは、思うよりオーバーに。
  3. 余白を物足りないと感じさせない構図に。
  4. 背景は、時間がある限り丁寧に濃く塗る。

これは、娘のポイントなのですべてのお子さんに適するわけではありません。

何に気をつけなければならないか、言えるくらいになっているほうが良いです。

アート・ラボの冬期講習は絶対に行ったほうが良い

仕事をしているので送り迎えが出来ない、年末の10日間も無理。

と親子で思って冬期講習を受けないことにしていました。

けれど先生の言葉で間際になって急遽受講を決めました。

先生
先生

コースを受講している受験生で、冬期講習を受けない人がいません。

10日間通うは私の勘違いでした。期間中にトータル20時間受講。

日数、夫婦で送り迎えのやりくりをして2~4時間を何回か受講しました。

娘にとって長時間のレッスン。

親には待ち時間が、すごいことになりましたが通わせてよかったです。

娘が、1日目の実技試験後に次のように言いました。

娘

冬期講習が、効いたわ

効いたそうなので、通わせた甲斐がありましたw

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