公立の中高一貫校について
大阪府下には2021年現在、3つの中高一貫校があります。
- 富田林
- 水都国際
- 咲くやこの花
いずれも、評判と倍率の高い中高一貫校です。
公立の中高一貫校の中学受験のメリットとデメリットを考えてみました。
咲くやこの花中学に通うメリット:親編
中高一貫校の受験メリットは、なんと言っても高校受験の無いことです。
咲くやこの花中学の偏差値は、受験情報サイトによっては60とも言われます。
これは、4学科の平均になります。
理系のものづくりと文系の言語の貢献が大きいと思いますが中々の高い偏差値です。
その中でも咲くやこの花中学は4学科に分かれ専門的な教育が受けられます。
公立なので、私立と違って入学金は無し。
入学にかかる費用は、最低限の制服一式で4万円ちょっと、
体操服などのユニフォーム、指定かばん、靴、教材で総額9万円弱ほどです。
シャツ類の洗い替えのため、数量2にしているからです。
これは、どこの公立にいってもかかる費用です。
細々したものを入れると入学までにかかる費用は、10万円くらい。
他の公立中学と違うのは、学科によってかかる教材費とコロナで実施未定ですが、
海外研修を希望した場合の費用です。
咲くやこの花中学には、給食もあります。
コロナ対策で大阪市内の公立小中学校は、2020年度は給食費の無償化になっていました。
2021年度も無償化が継続されると表明されています。
親のお財布にありがたいのが、大阪市立の中高一貫校です。
咲くやこの花中学に通うメリット:子ども編
得意なことがあった小学時代の娘は、時として面倒なことになっていました。
「宿題を写させて」「絵を書いて」と頼まれることが多く、娘にとってしんどいと思うことがあったと聞いています。
教師からの、「あなた、絵が得意だからこの子に教えてあげて」もありました。
同じ生徒なのになんで??って思った娘が、言葉に気をつけて断るとクラスメートや教師から冷たいと非難されたこともあります。
このように大人でも一定数、引き受けるのが当然と考える方がいます。
咲くやこの花中学に進学すると得意な分野で同じような才能のある子どもと学べる環境に身をおけます。
まわりが絵を描ける子たちなので、遠慮すること無く絵を描くことが出来ます。
総合的な指導である小学校より、専門的な指導も受けられます。
咲くやこの花中学に通うデメリット:親編
デメリットは、ほとんどの生徒が電車通学になると思いますが、
ついこの間までランドセルを背負っていた娘に、朝のラッシュアワーを経験させることです。
もちろん女性専用車両を使用するように薦めますが、通学に電車を使うのが心配な点です。
地元ではないので、何かあった時にすぐ駆けつけるという事ができません。
遅くなった時は危ないので、
夫か私が迎えに行くつもりです。
学校生活に慣れるまでの生活全般のサポートも要るようです。
咲くやこの花中学に通うデメリット:子ども編
仲の良いお友達と学校が違うので疎遠になってしまうことです。
咲くやこの花中学は、課題が多いと聞きます。
クラブ活動も、芸術分野であれば美術部に入ることが決定されています。
他の公立中学のように好きなクラブに入るのではないのです。
学校生活に慣れるまでは、とても大変そうです。
芸術分野は、特に絵が好きでないと辛くなるといいます。
オープンスクールでは、
6年間やり遂げられるという人に
受験してほしいと言われました。
合格したとはいえ軽い気持ちで入ったお子さんは続かないようです。
*掲載している費用は、2021年のものです。費用は年々変更があります。